自由にしかし楽しく!クラシック音楽

クラシック音楽の演奏会や関連本などの感想を書くブログです。「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」の姉妹ブログです。

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2023年のコンサート振り返り

おかげさまで2023年もたくさんのコンサートを聴くことができました。その簡単な振り返りをしたいと思います。

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2023年に聴いたコンサートは全部で55回。お忍びの1つ(娘のピアノの先生が出演されたコンサートで、旧ツイッターでもブログでも一切話題にしていません)以外、54のコンサートはすべてブログにレポートを書くことができました。いずれも大切な思い出で、優劣はつけられませんが、いくつかの視点でまとめてみます。

忘れ得ぬ記念となったのは、名古屋遠征して聴いた2つの公演(「セントラル愛知交響楽団 第196回定期演奏会~春・声~」と「名古屋フィルハーモニー交響楽団 第512回定期演奏会〈継承されざる個性〉」)。なお他のオケや宗次ホールも気になっているので、名古屋にはまたうかがいたいと思っています。そしてチェロの石川祐支さんが再びブラームスの二重協奏曲のソリスト(ヴァイオリンは会田莉凡さん!札響のコンマス&チェロ首席の最強デュオ!)としてご出演する札響苫小牧公演(2024/03)と、井上ミッキーのノモス・ガンマが登場する来年度の札響定期(2024/05)を、今からとても楽しみにしています。

また大事件だったのは、石田組との出会いです。今年度は北海道に初上陸!その記念すべき初回の札幌公演(石田組 2023-24 アルバム発売記念ツアー 札幌公演)が私にとっての石田組初体験。その大興奮の熱冷めやらぬ中、約2週間後の網走公演(石田組 2023-24 アルバム発売記念ツアー 網走公演)にも遠征して聴きにうかがいました。すっかり石田組のとりこになった私は、今では日本各地での公演予定を見ては、札幌からどう行けばいいかシミュレーションするようになっています。北海道の2公演以外は今のところ妄想でとどまっていますが、来年は可能なら遠征して1つでも2つでも多く聴けるといいなと思います。

出演者で見ると、聴いた回数が多いのは、団体ではやはり札響(18回)。演奏家ではチェロの石川祐支さん(札響以外で8回)、ヴィオラの青木晃一さん(札響以外で5回)、ヴィオラの鈴木勇人さん(札響以外で5回)。飽きるだなんて、とんでもない!会う度に新鮮な驚きで楽しませてくださり、感激です。いつもありがとうございます!私は来年も「推しは推せる時に推せ」で行きます!また、新たな出会いもたくさんありました。現役音大生のコントラバス・水野斗希さん(歌い、踊り、想うコントラバス!)から、御年86歳のチェロ・土田英順さん(第500回東日本大震災復興支援チャリティーコンサート)まで、素晴らしい音楽家の皆様との出会いに感謝です!

今年はブラームス生誕190年ということで、愛してやまないブラームスの演奏をたくさん聴けたのがうれしかったです。実に延べ32回も(同じ演目でも異なる団体・演奏家の場合はそれぞれ別カウント)。ソロからカルテットまで、数多くの室内楽はどれも良すぎて本当に選べない!確実に言えるのは、札響メンバーによるブラームスは、オケ以外の室内楽でもすごいぞ!と。オケは、こちらも甲乙つけがたいのですが、私の中で懸案事項が感激に昇華された「記念碑的な出会い」となったものとして、いずれも札響と首席指揮者バーメルトさんによる「ドイツ・レクイエム」(札幌交響楽団 第653回定期演奏会)と「ピアノ協奏曲第2番」(札幌交響楽団 hitaruシリーズ定期演奏会 第15回)をあげたいと思います。バーメルトさんはシューベルト「ザ・グレイト」(札幌交響楽団 第650回定期演奏会)と「ハイドン交響曲の朝・昼・晩」(札幌交響楽団 in ふきのとうホール Vol.4)も忘れられない快演でした。

札幌が誇るふきのとうホールの主催公演のうち、今年私が聴けたのは2つ。「藤村実穂子 メゾソプラノ・リサイタル」と「ふきのとうホール レジデント・アーティスト 小菅 優コンサートシリーズ Vol.4 ベネディクト・クレックナー&小菅 優 デュオ・リサイタル」、いずれも大変な衝撃を受けた演奏会でした。

やっぱり私は小編成や弦楽アンサンブルが好き。札響メンバーによる「桐原組」(第26回北洋銀行presentsクラシックコンサート 札響メンバーによる弦楽アンサンブル)に、若手演奏家たちによる「PMF REUNION CONCERT VOL.5」、大好きチェロアンサンブル「クァルテット・エクスプローチェ Quartet Explloce TOUR 2023 札幌公演」も、また聴けるといいなと願っています。

特別な企画に出会えた事も忘れられません。「ウィステリアホール5周年記念事業 ジングシュピール『ファウスト』」は、こんな音楽劇は他にはない、スペシャルな出会い。「札幌・リトアニア文化交流コンサート」は、国境と文化の違いを超えて多くの人が協力して実現した企画でした。こんな素晴らしい企画がある札幌にいてよかったと心から思います。

札幌は素晴らしい演奏会が数多く開催されていて、とてもありがたいです。自分の都合が付かなかったり複数の公演の開催日時が被ったりで泣く泣く見送る場合も多いですが、贅沢な悩みだと自分でも思います。あと私は札幌から日帰り圏内のプチ遠征にはかなり慣れてきたので、今後可能な限りで泊まりがけの遠征も増やせるといいなと思っています。来年もたくさんの素敵な出会いがありますように。

最後にお知らせです。2024年の1月から2月にかけて(場合によっては3月中旬頃まで)、都合によりコンサート通いをお休みします。この期間はX(旧ツイッター)もあわせて停止し、通知もDMも見ません。おそれいりますが、連絡やご用件はX(旧ツイッター)復帰後にX上にてお願いいたします。なおブログの更新はぼちぼち続ける予定です。ちなみに今年書いたブログ記事は、コンサートレビュー以外では本の感想を2本のみでした。コンサート通いをお休みする期間は、本やCDのレビューをいくつか書きたいと考えています。

弊ブログの読者の皆様、2023年もありがとうございました。お読みくださっていること、励みになります。2024年も引き続きよろしくお願いいたします。