自由にしかし楽しく!クラシック音楽

クラシック音楽の演奏会や関連本などの感想を書くブログです。「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ(http://nyaon-c.hatenablog.com/)」の姉妹ブログです。

第477回 市民ロビーコンサート(2019/10) ミニレポート

www.city.sapporo.jp


札幌市の市民ロビーコンサートは、ちょうどお昼休みの時間帯に開催される約25分間のミニコンサートです。誰でも参加無料、予約不要で聴くことができます。第477回という数字が物語る通り、歴史ある演奏会です。札幌は音楽を聴く環境に恵まれているなと改めて思います。私は2019年10月に、チェロとピアノの演奏会を聴いてきました。
今回は短めのミニレポートです。いつものように素人コメントであることをご了承下さい。またひどい間違いは指摘くださいますようお願いします。

第477回 市民ロビーコンサート
2019年10月25日(金)12:25~ 札幌市役所1階ロビー

【出演】
山田慶一(チェロ)
神原希未(ピアノ)

【曲目】


ツイッターでの速報は以下。

 

予定外でしたが、ふらっと立ち寄ったコンサートです。あの日あのタイミングで地上に出なければ気がつかなかったので、「呼ばれた」としか言いようがないです(笑)。偶然なのか必然なのか、こんなことってあるんですね。チェロ好きな私としては、期せずして素敵な演奏を聴けてうれしかったです。

壁際での立ち見を自ら選んだかたもいらっしゃいましたが、用意されたイスの数と観客の数は大体同じくらいでした。客層はお年寄りが比較的多く、赤ちゃんや未就学児を連れたお母さんもちらほら。様々な事情で一般的なコンサートにチケットを買って行くのは難しい人にも、こうして生演奏を聴ける機会があるのは素晴らしいことだと思います。あとは、周辺オフィスで働く人達にももっと来て頂けるといいなと個人的には感じました。大通にお勤めの皆様、職場によるかもしれませんが、少し昼休みに融通が利くかたであれば早めに昼食を済ませて、いかがでしょう?

開演まで時間があったので、私は配布されたプログラムを熟読。曲目解説はこの日のチェリストである山田さんによる執筆でした。出演者紹介を拝読すると、山田さんは演奏家としてご活躍なされている一方で、スズキ・メソードの指導者としてのお仕事のほか後進の育成にもご尽力されているとのこと。ピアニストの神原さんは主に札幌でご活躍のようです。当日はちょっと風が冷たい日で、ベアトップのドレスをお召しになっていた神原さんのそばには電気ストーブがありました。


演目に入ります。1曲目はシューベルトの万霊節のための連祷。歌曲をチェロが歌う演奏でした。歌で言うところの3番まであるのですが、同じメロディでも2番は1番より1オクターブ低い音で演奏していて、3番ではまた戻るという変化が楽しめました。歌曲だと音域は決まっている一人の声楽家が歌うわけですから、もしかするとチェロならではの工夫なのかも?とちらっと思いました。

2曲目はピアソラのル・グラン・タンゴ。今回の演目の中で一番演奏時間が長い曲です。私は9月に聴いた日露交歓コンサート2019でこの曲の実演を聴いたばかりで、今回別の奏者で改めて聴くことが出来てとてもうれしかったです。今回は9月の大ホールとは違い、至近距離で演奏の手元を見ることができました。弓をひく手も弦を押さえる手も忙しいんですね…。タンゴ独特のリズムは、細かく弓を弦から離すようにして演奏。ピアノとリズムを揃えるのもおそらく難しいと思われますが、息ぴったりでした。また、本来チェロのために書かれた曲のためか、途中でレガートで演奏される部分もあって変化が楽しめました。ああやっぱりイイ曲!春夏の明るい季節ではなく、秋冬のさびしい季節にこそ似合う曲です。プログラムによると、ヴァイオリンでの演奏機会も多い曲だそうですが、個人的にはヴァイオリンよりはチェロで聴きたいと思いました。あとはやはりタンゴなのでバンドネオンでも聴いてみたいです。

3曲目はポッパーの紡ぎ歌。当然ながらタンゴとはまったくリズムが違っていて、糸車が高速回転しているかのような印象でした。弦を押さえる手が上から下へ滑らせるように動くと音もそれに合わせてどんどん高くなるし、演奏の手元もまるで糸を紡いでいるよう。聴いているほうは楽しいですが、おそらく演奏はものすごく大変だと思います。3分ほどの短い曲で、超絶技巧を披露くださいました。

会場は拍手喝采。楽しかったです!ありがとうございました!今度は予定を立てて「市民ロビーコンサートを聴くために」街に出ようと思います。


市民ロビーコンサート、毎年7月はPMF教授陣が出演するのがお決まりのようです。今年7月に聴いたヴァイオリンとピアノの演奏会について弊ブログでレポートしています。以下のリンクにありますので、よろしければお読みください。市民ロビーコンサートのミニレポートは記事の末尾の方にあります。 

nyaon-c-faf.hatenadiary.com

 

日露交歓コンサートは事前応募制で、入場無料です。今年9月の札幌公演にて、私はピアソラのル・グラン・タンゴを初めて聴きました。他も多彩な奏者と演目が盛りだくさんの演奏会でした。こちらも弊ブログでレポートを書いていますので、よろしければお読みください。以下のリンクからどうぞ。 

nyaon-c-faf.hatenadiary.com

 

昼休みの時間帯に聴ける予約不要のコンサートといえば、六花亭本店のふきのとうホールで行われるランチタイムミニコンサートもあります。参加費は六花亭のお買い物ポイント10ポイント。私が今年7月に聴いたチェロとピアノの演奏会について、弊ブログでレポートしています。チャイコフスキー国際コンクール他、多くの国内外のコンクールに出場し次々と記録を打ち立てている若手チェリスト・佐藤晴真さんの大熱演が聴けました。よろしければお読みください。以下のリンクからどうぞ。 

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最後までおつきあい頂きありがとうございました。


※この記事は「自由にしかし楽しく!クラシック音楽https://nyaon-c-faf.hatenadiary.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c