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↑今回の演奏会チラシです。 ※pdfファイルです。
ふきのとうホール レジデント・アーティストであるピアニスト・小菅優さんのコンサートシリーズ。第5回となる今回(2024年6月)は、エルサレム弦楽四重奏団との共演です。ピアノソロ、弦楽四重奏、ピアノ五重奏と、編成は様々で、いずれも大曲揃い!会場はほぼ満席に近い盛況ぶりでした。
ふきのとうホール レジデント・アーティスト 小菅 優コンサートシリーズ Vol.5 エルサレム弦楽四重奏団&小菅 優 室内楽の夕べ
2024年06月16日(日)16:00~ ふきのとうホール
【演奏】
エルサレム弦楽四重奏団
アレクサンダー・パヴロフスキー(ヴァイオリン)
セルゲイ・ブレスラー(ヴァイオリン)
オリ・カム(ヴィオラ)
キリル・ズロトニコフ(チェロ)
小菅 優(ピアノ)
【曲目】
ブラームス:4つのバラード op.10 (ピアノソロ)
ベン=ハイム:弦楽四重奏曲第1番 op.21
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲第2番 op.81 B.155
(アンコール)
ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲 op.57 より 第3楽章
ピアノはスタインウェイでした。
ふきのとうホールでの小菅優さんとの再会は、今回も素敵なサプライズの連続でした!まずは、何と言ってもピアノソロに大感激!内なる思いを丁寧に体現した真摯な演奏を通じて、若き日のブラームスに出会えたのはこの上ない幸せでした。ブラームスを積極的に弾いてくださるピアニストは少ないので、私はいつも寂しい思いをしていました。しかし、今回こんなにも素晴らしい演奏に出会えたのですから本望です!たとえ一生に一度でも最高の出会いがあるのなら、演奏機会の少なさは問題ではないとさえ思えます。なお少し調べたところ、先に開催された6/14の東京・サントリーホールでのエルサレムSQとの共演ではピアノソロは取り上げていないようでした。札幌・ふきのとうホールでの公演のために、ブラームスのピアノ独奏曲(しかも相当な覚悟がいる大曲!)を準備し、聴き手の心に刻まれる演奏で聴かせてくださり、本当にありがとうございます。
また、今回初めてお目にかかったエルサレム弦楽四重奏団が大変素晴らしかったです!そもそも私は弦楽四重奏に関してはビギナー(キャリアの長い常設の弦楽四重奏団による演奏を聴くのは今回が初めて)で、こんなことを言うのは大変おこがましいのですが、「生きたアンサンブル」とはまさにこの事!と実感しました。結成約20年のエルサレムSQは、メンバー全員が完全に呼吸と間合いを共有しているようで、頑張って「合わせている」感じは皆無。楽章の始めこそアイコンタクトでタイミングを揃えていたようですが、いざ演奏が始まると各々が自由にのびのび弾いているように素人目には感じました。弓をダイナミックに動かして弦から離す所作などは、ノリノリでダンスしているようにも見えて、とっても楽しそう!それでいて4人の音楽が有機的に絡み合い、1つの生命体のような音楽を生み出すのですからすごい!そんなエルサレムSQの「生きたアンサンブル」のおかげで、私は作曲家の名前からして初耳だったベン=ハイムの弦楽四重奏曲を思いっきり楽しむことができました。こんなにも面白い世界を今まで見過ごしてきたなんて……自分には難しそうと思って、今までほとんど弦楽四重奏を聴かずにきた事を、今回ほど後悔した事はありません。いえ今からでも遅くないので、これからは弦楽四重奏をどんどん開拓していきたいです。あと今回の演目は(ベン=ハイムもドヴォルザークも)ヴィオラの見せ場が多かったので、私はヴィオラの可能性についてもこれから追求していきたいと思いました。
そして小菅さんとエルサレムSQの共演による、ドヴォルザークのピアノ五重奏曲第2番の演奏が最高に良かったです!約20年で培われたエルサレムSQの呼吸と間合いに、小菅さんのピアノもシンクロ。ソロではとてもインパクトある音を響かせていた小菅さんのピアノも、弦楽器と溶け合いながら支える側と主役を自在に行き来していました。弦には難しい表現もピアノが引き受けたり、またピアノの厚みを弦がさらに際立たせたりといった、ピアノ五重奏ならではの協力体制も、小菅さんとエルサレムSQなら至極当たり前な事。その上で、各メンバーが思いっきり突き抜けた演奏をして、かつ1つの音楽を創りあげるのですからすごい!表情豊かな作品がさらに魅力あふれる音楽となって、私達の目の前に姿を現してくれた喜び!小菅さんとエルサレムSQとの素敵な共演は、私達聴き手にとっても千載一遇の出会いとなりました。こんな巡り合わせがあるから室内楽はやめられない!
プログラムノートは小菅優さんによる執筆。今回も大変充実していて読み応えがありました!個人的に少しは知っていたつもりのブラームスに関してでさえ、初めて知った事がいくつかあって、小菅さんの知識の幅広さと深さには改めて驚かされます。また曲目解説よりも前に、ブラームスが当時無名だったドヴォルザークを奨学金委員会にて見いだした事が紹介されていました。こちら記念として大切に保管します。
最初の演目は、ブラームス「4つのバラード op.10」。小菅優さん(衣装は黒のノースリーブドレス)によるピアノソロ演奏です。作曲家が21歳で書いた作品で、3つのピアノ・ソナタや最晩年の小品集と比べると演奏機会はずっと少ないと思います。私は今回、ついに小菅さんの演奏で聴ける事をとても楽しみにしていました。第1番「エドワード」 父親殺しの詩にちなんだ作品です。重い足取りのような最初の和音にゾクッとしました。想像を絶する、暗く厳しい歩みに、聴いている方は押しつぶされそう。ぽつぽつと語り始めたようなメロディに重なる、低音の重さがとても印象深かったです。ピアノのこんなにも重い低音、私は初めて聴いたかもしれません。タタタターン♪からの悲劇的でドラマチックな盛り上がりに、抱えきれない様々なものを背負っていた21歳当時のブラームスを思って、私は胸が張り裂けそうになりました。同時に、タタタターン♪が雄々しく響きブレイクスルーを迎えるピアノ五重奏曲 op.34 を思い起こしたりも(なおピアノ五重奏曲が世に出るのはこの10年後)。重い和音による静かな締めくくりは暗く厳しく、救いのなさを感じてズシンときました。第2番 穏やかで美しい響きに、私は最晩年の小品集をふと連想。しかし老成したそれらと違って、こちらは若さみずみずしさが感じられました。繰り返されるアルペジオが心地良い。中盤の、力強いダダダダダーン♪を繰り返すドラマチックな盛り上がりは若さそのもの!こちらには、20歳前後で書かれた3つのピアノ・ソナタを連想しました。ドラマチックな1音ずつ区切る演奏から、終盤は音を滑らかに繋げての演奏に変化。希望が見えたと感じられた、このコントラストが素敵!第3番 はじめのダン!ダン!と力強い低音がものすごいインパクト!ふきのとうホールの10倍、2000人超の大ホールの一番後ろにだって届きそう!中盤、穏やかになってからは、研ぎ澄まされた高音の連なるメロディが神秘的で美しく、キラキラと音の粒がこぼれ落ちているように感じました。その神秘的な雰囲気のまま、最初のガツンと来たメロディが今度は囁くようになっていて、その変化にぞわっとしました。一体何が起きたのでしょう……。第4番 こちらの演奏には良い意味でとても驚かされました。休みなく続く8分くらいの作品で、美しいけど派手さは無いメロディ。ゆりかごのような穏やかなテンポは最初から最後まで大体同じ。しかし、強弱の変化が細やかで、山になったり谷になったりしながら、音楽が1つの波として連なっているのがすごい!プログラムノートにて、小菅さんが「夜の情景」に例えられていましたが、まさに草木も眠る丑三つ時から夜明けまで、少しずつ色合いが変化していくのを見ているよう!原色のペンキの鮮やかさではなく、水彩絵の具が重なるグラデーションの美しさ!個人的に、今まで「第4番」は4つのバラードの中では一番印象が薄く、つかみ所が無いと思っていたのですが、今回の演奏に出会った事でものすごく気になる曲になりました。ああ私はまだブラームスの事を知らなすぎる!底が見えない沼の、さらに深みにハマってしまう、そんな演奏に出会えてとてもうれしかったです。
2曲目は、エルサレム弦楽四重奏団の演奏による、ベン=ハイム「弦楽四重奏曲第1番 op.21」。皆様お揃いの衣装で、黒スーツと黒Tシャツ。また、ヴィオラのオリ・カムさん以外の3名は左襟のボタンホールに黄色いリボンをつけていらっしゃいました。第1楽章 はじめ、ヴィオラがぐっと落ち着いた音色で素朴に歌ったのに引き込まれました。民謡のような歌が、ヴァイオリンの高音に引き継がれると、大地から空へふわっと浮かんだような感覚に。タリラリラリ~♪の音の波は、風に乗って飛行しているよう!ヴァイオリンの消え入る超高音がすごいインパクト!不安定な雰囲気のゆらぐ音(トリル?)の連なりに惹きつけられ、息継ぎのような休符や、チェロの力強いピッチカートの一打がバシッと決まるのが気持ちイイ!ここでのヴァイオリンの深みのある低音が印象深かったです。民謡的なところと不安定な雰囲気は交互に来て、民謡的なところで順にメロディを奏でた各パートそれぞれの素敵な歌や、不安定なところでの否が応でも引き込まれてしまうものすごい空気に魅了されました。第2楽章 はじめから気迫と勢いが半端なく、度肝を抜かれました!最初はヴィオラが主役となって、高速でワンフレーズ演奏する毎に他のパートがピッチカートで合いの手を入れるスタイル。主役を次々と交代しながらの超高速演奏に、他のパートがピッチカートを小気味よく入れてきて、ゾクゾクしました。中間部のトリオは、主にヴァイオリンが歌う高音のメロディが神秘的で、チェロによるポンポンポン♪と寄り添うピッチカートが素敵!後半の超高速演奏はさらに加速し、細かな音の連なりもピッチカートが刻むリズムも目にも留まらぬ早業!全員が足並み揃えて突き進みながら、各パートでリレーしたり、細かく呼応しあったり。そこに一瞬の隙も無い、呼吸と間合いが4人で完璧に一致した演奏。神業です!第3楽章 ゆったりした流れで、様々な変奏が来る楽章。素朴で少し悲しい音楽に聴き入りました。中でも個人的に印象深かったのは、1stヴァイオリンが超高音で歌ったところと、それを支えるチェロの重低音。チェロはメロディを高音でも低音でも歌い、そのどちらも素敵でした。楽章締めくくりで、2ndヴァイオリンから少しずつ音が小さくなっていき、メロディがヴィオラへ引き渡されて静かに沈んで行ったのがすごい!このヴィオラの引力たるや!そのまま続けて第4楽章へ。 妖艶なダンスのようで、個性的なゆらぐ音とピッチカートが刻む独特のリズムに引き込まれました。激しくなったところでの気迫と勢い!強弱の波によるうねり!時にゆっくりになったり神秘的だったりと、表情が次々と変化していき、しかしその流れはブツ切れにならずすべて繋がっていると感じました。ヴィオラのうねうねした音とチェロのピッチカートの上で、ほの暗く歌った2ndヴァイオリンが魅惑的!そして締めくくりに向かう流れが圧巻でした!チェロの重低音ベースに乗って、ヴィオラがダンスのメロディをぐっと深みのある音色で歌い、他のパートも加わって激しいダンスを繰り広げ、ラストはユニゾンでワンフレーズの高速演奏と休符のセットを何度も力強く繰り返し、重低音をのばして締めくくり。なんてすごい世界!カルテットが生み出す音楽はまさに生きていて、その気迫に鼓動に生命そのものが持つパワーに、ただただ圧倒されのめり込んだ、特別な体験でした。
後半は、ドヴォルザーク「ピアノ五重奏曲第2番 op.81 B.155」。第1楽章 優しいピアノに乗って優美に歌うチェロが素敵!と、うっとりしたのも束の間、すぐに情熱的な展開に。1stヴァイオリンによるメロディ演奏がキレッキレ!少し落ち着いてから、1stヴァイオリンがメロディをまず高らかに歌ってから次は寂しげに歌い、その変化が印象的でした。情熱的なところと少し穏やかなところが地続きで交互に登場。弦が次第に静まりピアノが浮かび上がる谷間があったように思いますが、その前後の流れが繋ぎ目をまったく意識させないほど自然!またシーンが移り変わる度に色合いが変化していたと感じました。情熱的なところは熱量高くシャープ!タッタッタッタ♪と力強く音を刻むのはダンスのステップのようでカッコイイ!一方、穏やかなところはゆったり美しく歌い、その肌触りの良い音色が素敵!歌うシーンは1stヴァイオリン以外の、ヴィオラや2ndヴァイオリンやチェロが担当することも多く、それぞれの歌の良さが味わえました。クライマックスでは、全員が今までよりさらに加速しガンガン攻める突き抜けた演奏で、その激情がビリビリ来ました!第2楽章 はじめのピアノは切なく美しく、ハッとさせられました。ポロポロン♪とこぼれ落ちる音に、その時の私は「冷たい雨が降る」情景をイメージ。もしかすると「こぼれ落ちる涙」なのかも?続いたヴィオラの暗い歌がすごい!陰鬱な感じがズシンと来ました。厚い雨雲から晴れ間が見えたように、音楽が少し明るく変化。チェロとヴィオラの温かなピッチカートに乗って2つのヴァイオリンが穏やかに歌い、ピアノも穏やかになって、聴く方も少しほっとできました。しかしそれはほんの束の間の出来事で、再び雨模様に。キレッキレの弦と跳ねるピアノによる激しいダンス(ちょっとビックリしました!)が一瞬登場。暗い歌をヴィオラ以外の弦が歌ったり、ポロポロン♪を弦が表現したりと、空模様はグラデーションで変化していると感じました。繊細に短いフレーズを繰り返しながら消え行くラストが素敵!音を引っ張りすぎずにぴたっと止めたのも印象的でした。第3楽章 フリアントというチェコのダンス、なんて魅力的なこと!この勢い、このあふれる生命力!ダンスのメロディが1stヴァイオリンやチェロやピアノに引き継がれながらの演奏は、跳ねるように生き生きと、とても楽しそう。メロディはほんの少し悲しいのに、今この時を思いっきり生きている!と感じられ、私は胸が熱くなりました。また、中盤少し穏やかになったところでは、ピアノと弦がタタン♪のリズムを呼応しながら、抑揚をつけて細やかに演奏。勢いで乗り切るところではない、ここの繊細な作り込みに感激!そしてもちろん、生きている音楽そのものがとても素敵でした。第4楽章 パワフルかつ躍動感ある出だしのインパクト!ジャンジャン♪と音を切る弦が超カッコイイ!ポルカの軽やかなリズムで、熱量高く勢いある演奏が目の前で展開され、聴き手の気持ちも最高潮に達しました。メロディが各パートに移ったり、ピアノが主役の時に弦がピッチカートで合いの手を入れたり、囁くようになったりと、色合いが次々と変化。その流れが止まらず、呼吸や間合いが奏者全員で完全に一致しているのが気持ちよく、音楽の鼓動にシンクロして自分の気持ちも移ろいゆくのは快感でした。ラストは熱い熱い強奏で締めくくり。なんて気持ちの良い快演!魅力あふれる各パートが、同じ鼓動を共有し1つの音楽を創りあげる素晴らしさ!いえどんなに言葉を尽くしても到底言い表せない、これぞまさに室内楽!という、最高の演奏を体感できました。ありがとうございます!
カーテンコール。拍手喝采の会場に、出演者の皆様が戻ってきてくださいました。小菅さんがマイクなしでごあいさつ。「エルサレム弦楽四重奏団と一緒に演奏出来てうれしい」と仰っていました。こちらの方こそ、こんなに素晴らしいエルサレム弦楽四重奏団と一緒に札幌まで来てくださり、そしてうれしいサプライズの連続となった演奏を聴かせてくださり、大感謝です!アンコールは、ショスタコーヴィチ「ピアノ五重奏曲 op.57」 より 第3楽章。ピアノの舞曲に弦がガッガッガッと激しく重なる最初からものすごい気迫!各パートが順に奏でる舞曲の妖艶さ、何度も上昇する音の波のパワー、個性的な音色でゾクッとくる歌……と、その勢い、訴えかけてくる力がすさまじく、私は呼吸を忘れてしまうほど、のめり込みました。1つの楽章のみにもかかわらず、目が覚めるようなすんごい演奏!盛りだくさんプログラムの大熱演の後に、こんなにも充実したアンコールまで、ありがとうございます!せっかくなので、小菅優さんとエルサレム弦楽四重奏団による演奏で、今度はショスタコを全楽章フルで聴きたいです!願わくばブラームスのピアノ五重奏曲も!いつの日かきっと聴けますように!
終演後のロビーではサイン会が行われ、出演者の皆様がいらっしゃる前からお客さん達の長蛇の列が出来ていました。あいにく私は時間的に厳しく、サイン会への参加は失礼して(申し訳ありません。次回はきっと!)、帰路につきました。今回も素晴らしい出会いとなり感謝です!「ふきのとうホール レジデント・アーティスト 小菅 優コンサートシリーズ」、次回以降も楽しみにしています!
「ふきのとうホール レジデント・アーティスト 小菅 優コンサートシリーズ Vol.4 ベネディクト・クレックナー&小菅 優 デュオ・リサイタル」(2023/06/29)。バッハに強い影響を受けた第1番、円熟期にのびのび楽しく書いた第2番。愛してやまないブラームスのチェロ・ソナタ2曲に再び恋に落ちた、最高に素敵な出会いでした!
「ふきのとうホール レジデント・アーティスト 小菅 優コンサートシリーズ Vol.3 吉田 誠&小菅 優 デュオ・リサイタル」(2022/10/15)。独仏3つのクラリネットソナタ、それぞれ独立した歌曲を一つの物語のように構成した演奏、小菅優さんによるプログラムノート。待ち焦がれていた私達に最高の演奏で聴かせてくださいました。
この日の約1週間前に聴いたコンサートです。ブラームスが20代で書いた「ピアノ協奏曲第1番」が取り上げられました。「札幌交響楽団 森の響フレンド名曲コンサート~わたしの3大B:広上淳一篇」(2024/06/08)。マエストロ広上こだわりの選曲に、協奏曲のソリストは小山実稚恵さん!バッハの普遍性、ベートーヴェンの天才性。そしてブラームスのピアノ協奏曲第1番は、若きパッションあふれかつ緻密な演奏そのものに、作曲家自身の熱い思いに、胸打たれ感激に震えました!
最後までおつきあい頂きありがとうございました。