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第1568回札幌市民劇場 石川祐支・宮下祥子・大平由美子トリオコンサート(2023/10) レポート

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↑今回ご出演のクラシックギタリスト・宮下祥子さんのブログにて、この日の演奏会についてのレポートが公開されています。写真もたっぷり♪

チェリスト石川祐支さんとピアニスト・大平由美子さんのデュオに、ギタリスト・宮下祥子さんが加わったトリオの演奏会が開催されました。「新しいトリオによる多彩な音楽の夕べ」と題し、ソロからトリオまでバラエティに富んだプログラム。地元札幌に縁ある音楽家たちによるトリオコンサートに、札幌市民の期待は大きく、当日の会場は1階席がほぼ満席(2階席の設定なし)となる盛況ぶりでした。


第1568回札幌市民劇場 石川祐支・宮下祥子・大平由美子トリオコンサート
2023年10月12日(木)19:00~ 札幌コンサートホールKitara 小ホール

【演奏】
石川 祐支(チェロ)
宮下 祥子(ギター)
大平 由美子(ピアノ)

【曲目】
タレガ:アルハンブラ宮殿の思い出 (ギター)
トゥリーナ(大平由美子・宮下祥子 編):ピアノカルテット イ短調 op.67より第1楽章 (チェロ&ギター&ピアノ)
ニャタリ:チェロとギターのためのソナタ (チェロ&ギター)

J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲第1番 より プレリュード (チェロ)
サン=サーンス:白鳥 (チェロ&ピアノ)
ラフマニノフ:ヴォカリーズ (チェロ&ピアノ)
フォーレ:ロマンス op.69 (チェロ&ピアノ)

ラフマニノフ(平井丈二郎 編):“アンダンテ・カンタービレ” 「パガニーニ・ラプソディ」op.43 より 第18変奏 (ピアノ)
川岸 秀樹:Maple Leaves (ピアノ)

テデスコ:ギターとピアノのためのファンタジア op.145より 第1楽章 (ギター&ピアノ)
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲より 第2楽章「アダージョ」 (ギター&ピアノ)

ビゼー(直江香世子 編):カルメン組曲より (チェロ&ギター&ピアノ)

(アンコール)モリコーネニューシネマパラダイス・メドレー (チェロ&ギター&ピアノ)

ピアノの調律は川岸秀樹さん(プログラムにも記載あり)。プログラムの演目解説は、宮下さん・大平さん・石川さんが分担して執筆されていました。


「新しいトリオによる多彩な音楽」の演奏会は、「初めて」の感激がいっぱいの幸せに満ちた時間でした!慣れ親しんだデュオに、お一人が加わりトリオになったスペシャル企画。この日のために用意された特別な編曲作品まである会は、始まる前から聴き手の期待は大きいものでした。そしていざ演奏が始まると、聴き手の期待を軽々と超えてくる面白さ!クラシックギターが持つ音色はもちろんのこと、ギターが入る作品のリズムやメロディは独特の個性があり、まずそれらに私は惹かれました。さらにギターと共演するチェロとピアノは、私が今まで知らなかった表情を次々と見せてくれた事に驚愕!石川さんと大平さんのデュオを、私はそれなりに追いかけて来たつもりなのに、まだまだ知らない顔をお持ちなのだと今回痛感。覚悟を決め、一生追いかけ続けたいとの気持ちを新たにしました。このメンバーが揃ったからこその演奏に出会えてよかった!なお、ギターの宮下さんのブログ記事を拝読すると、宮下さんが石川さん・大平さんのデュオと一緒に演奏会をすることになった経緯がわかります。運命の巡り合わせはあるのですね!

もう一つ。出演者の皆様はいずれもお忙しいかた達と存じますが、ここ最近はとりわけ石川さんのご多忙ぶりは半端なかったと思われます。9月と10月を見る限り、札響の主催公演3つ(地方公演や企業の企画公演、クローズドの演奏会も入れると数え切れないほど!)、札響以外の演奏会は私が把握するだけでも3つ(他にもあったのかも?)、さらに11月以降に控える演奏会の事前合わせや通常の後進指導もあったのでは?しかし今回を含め、9月と10月に私が拝聴した演奏会での石川さんは、どのシーンでも最高のパフォーマンスをされていました。ただただ敬服いたします。引く手あまたで出番が多いのは喜ばしいことですが、どうぞご無理はなさりませぬように!と言いつつも、ここ最近「石川さんまつり」だった私はうれしすぎてルンルンなのですが(笑)。そして、私は密かに持っていた「石川さんに演奏してほしい曲リスト」(ここだけの話!こんなの絶対に内緒です!)を、そっと封印することにしました。だっていつも想像を超えてくるから!これからもサプライズな出会いを待っています!


はじめにギターの宮下祥子さん(衣装は白いドレス)が舞台へ出てごあいさつされました。そして大平さんや石川さんのファンの人たちにとって、ギターはなじみが薄いのでは?との配慮から、プログラムには掲載がなかったギターソロの演奏を聴かせてくださるとのこと。ありがとうございます!この後の演奏ではギターのみマイクを使う(ピアノやチェロと比べて、ギターは大きな音を出すのに限りがあるためでしょうか?)ことをお断りした上で、最初のギター独奏はマイクを使わない「生音」を聴いてください、と仰って、演目を口頭で紹介くださいました。タレガ「アルハンブラ宮殿の思い出」。言わずと知れた超有名曲ですが、私は生演奏で聴くのは初めてでした。連続するトレモロ(間違っていましたら申し訳ありません)による音がなんて美しいこと!音の粒がこぼれ落ちてくるようで、切ないメロディも相まって、私はすぐに消えてしまう珠玉の音たちの儚さに惹かれました。独り言のようでありながらクレッシェンドでの盛り上がりもあり、繊細な表情の変化が素敵!最初に宮下さんのギターの良さをしみじみ味わうことができて、うれしかったです。

チェロの石川祐支さん(衣装は黒シャツ)とピアノの大平由美子さん(衣装は紫の光沢あるドレス)が舞台へ登場。出演者の皆様が揃っての演目は、チェロ&ギター&ピアノの三重奏でトゥリーナ(大平由美子・宮下祥子 編)「ピアノカルテット イ短調 op.67」より第1楽章。スペインらしいリズムに聴いている方も血が騒ぎました。またギターが奏でるメロディがスペインのイメージそのもので、ぐっと来ました。インパクトある和音を響かせるピアノ、重低音から高音まで行き来して切なく歌うチェロの存在感!もしかすると原曲のヴィオラの部分は主にチェロが引き受けたのでしょうか?傍目にはチェロの役割がとても多いように感じました(私の勘違いでしたら申し訳ありません)。チェロのピッチカートと、それに続いたギターのピッチカート(?)の対比が面白い!中盤ではラヴェルのような(と個人的には感じました)、キラキラした水面を思わせるピアノと、たゆたうようなチェロ&ギターのゆらぐ音がとても美しかったです。演奏後、ギターの宮下さんが共演のお2人に、作曲家のトゥリーナを知っていましたか?とインタビュー形式で質問。大平さんは「ピアノ曲を耳にしたことがある程度で、弾くのは初めて」。石川さんは「まったく初めて。ピアノカルテットの曲を(今回の編成のトリオで)どうやって?と思ったけれど、(見事に)編曲されていて、すごいなと」。会場に大きな拍手が起きました。素晴らしい編曲はもちろんのこと、日本ではあまり知られていない作曲家の作品を短期間で習得し、見事に演奏された出演者の皆様に大拍手です!

ピアノの大平さんが一旦退場し、次の演目はチェロとギターの二重奏です。ニャタリ「チェロとギターのためのソナタ。私にとっては「お初」だったこちら、南米らしいメロディと独特のリズムがすごく魅力的で超素敵な演奏でした!第1楽章 ギターとシンクロしたチェロのピッチカートに度肝を抜かれました!ギターを弾くように4つの弦を順に爪弾きながらメロディを奏で、ジャン!ジャン!と情熱的に全ての弦を勢いよくかき鳴らす。こんなチェロは今まで見たことも聴いたこともなくて!また弦を擦る演奏のなんて妖艶なこと!ギターとリズミカルに呼応しながら、チェロは滑らかに歌いながらも時折ゆらぐ音があって、私はフラメンコを踊りながらドレスの裾を翻しているのをイメージしました。この音、誰だって心惑わされてしまいます!第2楽章 ゆったりメロディを奏でるギターの神秘性に、音をぐっとのばして下支えするチェロが重なるのは、この二重奏ならではの良さ!そのチェロが音をのばしながらごく自然に主役に躍り出たシーンがあったのが印象的でした。第3楽章 明るいサンバのリズムに躍動感あふれる音楽が楽しい!ギターの高速演奏がすごい!チェロの、弦を押さえる手を滑らせて音程を変えながらの演奏が見た目にもユニークでした。ここでもチェロがギターのように弦を勢いよくかき鳴らす演奏があり、ギターとチェロが呼吸を合わせて情熱あふれる演奏をしていたのが超カッコイイ!ああ、とんでもなくすごい演奏を聴きました……。ギターとチェロのデュオ、最高に面白かったです!

チェロ独奏で、J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲第1番」 より プレリュード。チェロ独奏と言えばこの曲!私は以前にも石川さんのチェロで拝聴したことがあります(第1番をプレリュードだけでなく全曲)。最初から別世界へ連れて行ってくれる響き!ぐおんと下から来る低音の鳴り方(胴鳴り?)、輝かしい高音!単旋律なのにチェロは豊かで贅沢な響きで、願わくばずっと聴いていたかったです。基本のバッハで石川さんのチェロの良さを改めて実感しました。

チェロとピアノの二重奏は3曲続けての演奏。いずれも石川祐支&大平由美子デュオにとっては十八番の演目です!サン=サーンス「白鳥」 キラキラした水面のようなピアノの上を、優雅に泳ぐ大ハクチョウのようなチェロ。この風格たるや!堂々とした響きが、フレーズの終わりにふっと儚げになるのが最高に好き。ピアノとチェロはごく自然に呼吸が合っていて、安定感ある演奏を大船に乗った気持ちで聴けました。ラフマニノフ「ヴォカリーズ」 哀しげなピアノの和音に乗って歌うチェロは切なく美しく、しかし大きな存在で、聴いている方は思わず感嘆のため息が出ました。ささやくようなところからクレッシェンドで盛り上がっていき、感極まったところの良さ!フォーレ「ロマンス op.69」 ぐっと深い低音から滑らかに音階を上って浮かび上がるチェロの良さ!まるで上質な布の肌触り!高音域でたゆたうようだったり、思いを吐露するように歌ったり、かと思うと再び低音へ沈みゆく、そんな流麗な音の波に身を任せるのが心地良かったです。高音でフェードアウトするラストの余韻までが美しい!石川さんと大平さんのデュオによる演奏は今回も素敵すぎて、癒やされました。年に一度だけなんてサビシイ、何度だって聴きたいです!


後半、ピアノの大平さんは、大きな花柄のアンシンメトリーなデザインのドレスに衣装替えされていました。はじめはピアノソロを2曲。1つめはラフマニノフ(平井丈二郎 編)の“アンダンテ・カンタービレ” 「パガニーニ・ラプソディ」op.43 より 第18変奏。はじめのささやくように繊細な演奏から、次第に盛り上がっていき、フルオーケストラを思わせる壮大な響きに!美しいメロディが大平さんのピアノで一層輝いていました。締めくくりに向かっていく流れでは、再び最初のような繊細さになっていったのがまた良かったです!演奏後、大平さんは「ラフマニノフ生誕150年という事で、取り上げてみました」「(今回の演目は)映画などでもよく使われる有名な曲ですね」といったお話をされました。

ピアノ独奏の2つめは川岸秀樹「Maple Leaves」。大平さんのトークおよびプログラムノートによると、kitaraのピアノの調律を担当されている川岸秀樹さんは、ジャズ作曲家でもあるとのことです。調律後の試し弾きにジャズを演奏されるそうで、大平さんはそれを聴くのを楽しみにしているそう。ちなみに、テレビ番組「水曜どうでしょう」のオープニングテーマ(!)の作曲者も川岸さん。今回取り上げる「Maple Leaves」は、ピアノのボディに使われる楓(メイプル)への思いを表現したとのことです。今回は2020年の初版に少し手を加えた改良版の演奏でした。ゆったりと美しいメロディは、ほんの少しの寂しさと、それ以上に「秋」の彩りを愛でる温かさ!時折、高音でキララン♪と入るのは、色づいた葉が舞い落ちるイメージでしょうか?私はこのキララン♪にとても惹かれました。柔らかな和音を重ねるラストの余韻がとっても素敵!やはり大平由美子さんのピアノはしみじみ良いですね!演奏後、大平さんが手のひらを向けて、客席にいらした作曲者の川岸さんを紹介くださり、その場で起立された川岸さんに会場は大きな拍手を送りました。

赤いドレスに衣装替えされたギターの宮下さんが舞台へ。ギターとピアノの二重奏を2曲続けて演奏されました。1つめはテデスコ「ギターとピアノのためのファンタジア op.145」より 第1楽章。ギターとピアノが親密に会話する、幻想的な音楽。個人的には、ピアノは透明感&クールな印象で、ギターはメランコリックでも音色が親しみやすいと感じました。ギターのボディをリズム良く叩く奏法は初見でしたが、温かみがある音とリズム、それに自由な感じが良かったです!

ギターとピアノの二重奏の2つめは、ロドリーゴのアランフェス協奏曲より 第2楽章「アダージョ。ちなみに私が帰宅後に少し調べたところ、宮下さんは2011年に札幌交響楽団との共演でアランフェス協奏曲を演奏されていらっしゃるようです。今回は大平さんのピアノとの共演で、最も有名な第2楽章が取り上げられました。ポロンポロンと弦を鳴らしながら、切ないメロディを奏でるギターの素晴らしさ!荒野にひとり佇むような寂寥感に、ハッとさせられました。中盤の情熱的な歌がカッコイイ!ギター独奏(カデンツァ?)の弦を高速でたくさん鳴らす演奏は圧倒的で、見応え聴き応えがありました。続くピアノ独奏はフルオーケストラのような厚みと広がりがすごい!ギターの高音でゆっくり静かに消え入るラストの儚さ!ギターの魅力あふれる演奏を堪能できました。

プログラム最後の演目は、チェロ&ギター&ピアノの三重奏で、ビゼー(直江香世子 編)「カルメン組曲」より。演奏に入る前に、大平さんから編曲者の直江さんのプロフィール紹介がありました。直江さんはいま大変ご活躍されている作曲家・編曲家で、札響からもたくさんの編曲を依頼されているとのこと(もちろん私も直江さんの編曲作品はよく拝聴しています)。また直江さんの大学の同期生には、ソプラノの中江早希さんやヴァイオリニストの林ひかるさん(大平さんとデュオで活動されているそうです)といった素晴らしい音楽家がいらっしゃる、といったお話があり、演奏に移りました。なおマイクを渡されてスタンバイしていたにもかかわらず、トークのお鉢がまわってこなかった石川さんはやや困惑顔。由美子さんのマイペースぶりは健在です(笑)。大好き。しかし演奏ではチェロがメインでメロディを歌ったこともあり、石川さん大活躍でした!「アラゴネーズ」の、全員合奏で入った始めからガツンと来る情熱的な演奏がインパクト大!ギターとチェロが弦を激しくかき鳴らすジャカジャンジャン……♪に瞬時に魂を持っていかれました。続くチェロによる歌がカッコ良すぎて!堂々たる歌いっぷりは、それでもふと陰りを感じさせる大人の色合いもあり、なんというかクールなのに熱く、私は火傷しそうなほど胸焦がされました。続くテーマは三重奏で、希望が見える明るさと舞曲のようなリズム感がよかったです。「ハバネラ」では、タン タタッタ♪のリズムに乗って、チェロがメゾ・ソプラノのように(チェロにとってはおそらく高音域で)歌うのが妖艶で、むせ返るような色香にクラクラしました。タタンタッタ♪の合いの手が鮮やか!「間奏曲」は、穏やかなピアノに乗って歌うギターが美しい!個人的にはフルートによる演奏でなじんでいましたが、ギターの少し影がある温かな響きもぴったりで、しみじみ聴き入りました。「ジプシーダンス」は独特のリズムによる舞曲で、タ(ン)タ(ン)タ(ン)♪の(ン)にアクセント的に入る低音が小気味よく、異国風の音楽に引き込まれました。次第に加速していき、熱いクライマックスへ!しかし無茶な加速はせず、トリオの三者が足並みを揃えて着実に進んでいる印象を個人的には持ちました。よく知る曲たちを、素晴らしい編曲と、このトリオによる熱い演奏で聴けて幸せです!

カーテンコールの後、先ほどトークをスルーされてしまった(笑)石川さんに、宮下さんからマイクが渡されました。石川さんは、「カルメン組曲」について「編曲がすばらしい」と絶賛し、客席に向かって「お楽しみ頂けましたか?」。会場に大きな拍手が起きました。「ここで終わるのはさびしいので」と、石川さんから曲目紹介ののち、アンコールの演奏(チェロ&ギター&ピアノの三重奏)へ。モリコーネニューシネマパラダイス・メドレー」(なお編曲者の紹介はナシ)。劇中曲を何曲もメドレーでたっぷりと聴かせてくださいました。こちらもチェロがメインでメロディを歌い、ピアノやギターがメロディ担当するときはチェロが支えに回るスタイル。「メインテーマ」の温かで懐かしい響きに、大切で愛しいものへの思いが感じられ、心温まりました。「トトとアルフレード」の音階をゆっくり登っていくところが優しく美しく、じんわり気持ちが高揚。チェロとギターとで味わいが変わるのも良かったです。「成長」はピアノ独奏で、温かな眼差しが感じられる、心を込めた音の一つ一つが素敵!やはり由美子さんのピアノはイイぞ(何度でも言いたい!)。そして来ました「愛のテーマ」!言い様がないほど胸に来るチェロ、全力で聴き手を泣かせに来ています……!先ほどのカルメンで見せたクールで切れ味抜群なカッコ良さもイイけど、愛に満ちあふれた柔らかで優しいチェロも素敵すぎて!私は胸が熱くなりました。盛りだくさんな内容と充実の演奏によるアンコール、めいいっぱい楽しませて頂きました!チェロとギターとピアノのそれぞれに見せ場がある編曲も素晴らしかったです。チェロ・石川祐支さんとピアノ・大平由美子さんのデュオに、ギター・宮下祥子さんが加わった「新しいトリオによる多彩な音楽」、とてもとても楽しかったです!多彩な音楽のサプライズな演奏の数々を、これからもぜひ聴かせてくださいませ!


昨年度の公演のレポートです(デュオによる演奏会)。「石川祐支&大平由美子デュオ・リサイタル」(2022/09/24)。地元で愛されるデュオ、結成10年の節目は独仏プログラム。フランクのソナタは、酸いも甘いもかみ分けた人の人生ドラマのようでした。CD化を切に希望します!

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チェロの石川祐支さんが参加するトリオはこちらも。「Trio MiinA トリオ・ミーナ第5回公演 小児がんチャリティーコンサート」(2023/09/22)。彩り豊かな新作初演、凄まじさに打ちのめされたショスタコーヴィッチ、お初のピアノカルテットによるシューマンの充実ぶり!今回もうれしい驚きの連続で、最初から最後までとても楽しかったです!

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チェロの石川祐支さんが「石田組」に初参加した公演です。「石田組 2023-24 アルバム発売記念ツアー 札幌公演」(2023/10/01)。カリスマ・ヴァイオリニストの石田泰尚さんが率いる弦楽アンサンブルが北海道初上陸。王道クラシックの正統派な良さに、「型破り」の想像を超えた面白さ!地元kitaraでの石田組初体験は、アメージングな出会いでした!

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最後までおつきあい頂きありがとうございました。