本年度(2025年度)より札響の首席指揮者に就任したエリアス・グランディさんが、シーズン開幕のkitara定期に続きhitaru定期に登場です!協奏曲はピアニスト・清水和音さんをお迎えしてのブラームス、メインはベト7というドイツ物の王道プログラム。加えて日本人作曲家の作品は藤倉大さんの「Entwine」が取り上げられました。期待の公演に、平日夜かつ別会場の注目公演が重なっていたにもかかわらず、会場には多くのお客さん達が集まっていました。
札幌交響楽団 hitaruシリーズ定期演奏会 第21回
2025年04月24日(木)19:00~ 札幌文化芸術劇場 hitaru
【指揮】
エリアス・グランディ<札響首席指揮者 2025/4~>
【ピアノ】
清水 和音
【曲目】
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
(ソリストアンコール)
アール・ワイルド/プーランクへのオマージュ(J.S.バッハ/パルティータ第1番サラバンドより)
大好きな作品たちを大好きな札響による演奏にて堪能できる喜び!エリアスさん、札響の皆様、大好きです!この日の演奏は、心身ともにどん底にあったこの頃の私にはとても良い薬となって、私が私を取り戻せました。慣れ親しんできた演目を信頼するオケの確かな演奏で聴けるのは、本当にありがたい事だと、私はしみじみ実感。同時に、初見の演目チャレンジは、特に心身が揺らいでいる時期は難しいなとも思いました。この辺りは自分のコンディションと相談しつつ、バランスを取りながら今後の演奏会通いを考えていきたいです。いずれにせよ、しょせん趣味の世界ですから、無理せず自然体で楽しんでいきます。
初演の現代曲は別としても、ブラームスの協奏曲とベートーヴェンの交響曲は「超定番」。指揮のエリアスさんにとってもお得意のレパートリーなのでしょう。オケをしっかりとコントロールしつつ、ノリノリに楽しんで指揮されていたとお見受けしました。加えてオケの確かな仕事ぶりが素晴らしい!弾き慣れているベト7はさすがの安定感で、指揮の無茶ぶり(!)にだってスマートに対応。また、協奏曲では「薫り立つ」ブラームスを体現してくださり、なによりオケのお一人お一人がとても熱心に演奏くださっていた事に胸打たれました。もちろんどんな時も真剣なのでしょうが、「ブラームスってなると気合いの入り方が違う」(4月の『札響プレイヤーズトーク』より)のを目の当たりにして感激です!ありがとうございます!そして「若き日のブラームス」が確かにそこにいた、清水和音さんのピアノに大変感銘を受けました。昨年にソリスト・清水和音さんによるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番(2023年11月23日、クラシック・キャラバン2023 札幌公演 華麗なるガラ・コンサート~熱狂三協奏曲~)を聴いて圧倒された私は、今回ブラームスを聴けるのをとても楽しみにしていました。待ちに待ったこの日。今回の演奏は、最初はぐっと力を抑え、次第にブレイクスルーしていく演出だったと感じました(あくまで私の印象です)。それは、はじめのうちは慎重に探りつつやがて力強く飛躍していった、若き日のブラームスそのもの!清水和音さんのピアノの表現力にただただ平伏です。こんな素晴らしい演奏を、平日夜の一度きりしか聴けないなんてもったいない!
ちなみに今回、私は少しだけ冒険して、2階両翼の前方の席を選んでみました。A席に相当しますが、気に入りました!高さはあっても、勾配はゆるやかな上に柵がしっかりあるためコワくない(それでも2階までが限界かも?)。前後左右に人が少なくてゆったりできる上に、斜め上の角度からオケの全容を観ることが出来て、指揮者の表情までわかるのがとても良いです。ただし、響きは舞台正面の方が良いかもしれません。本年度は日程の都合上、私は今回が最初で最後のhitaru定期参戦となりそうですが、来年度以降に席を決める際も2階両翼の前方を優先候補にしたいと思います。毎回楽しく拝見しているホワイトボード(今回も気合いの入ったボードで見応えありました!)も、この先ずっと続いていきますように!
開演15分前からの「プレトーク」。今回は、指揮のエリアス・グランディさんによるトーク(通訳付き)です。はじめに「皆様こんばんは」と日本語でごあいさつ。「thank you very much」からは英語でお話しされ、通訳を務める札響事務局の庄司さんの紹介もありました。多くのお客さんと会えた感謝に続き、同じ時間帯に他会場(キタラ)で別の注目公演が開催されていることに触れ、「ここに来たのは正しい、と自信を持って」と明るく仰って、会場に大きな拍手が起きました。「hitaru定期のプレトークは初めてなので、よろしければ札響へのメールやSNSで良かったことや改善点を教えていただければ」と前置きして、本題へ。「よく勉強して来た、作曲家についてよく知っているかたは、席を外していただいてOK」……もしかして(自称・ブラームスおたくの)私のことかな!?と一瞬思いましたが、すぐに正気に戻り自省しました。私ごときが、さすがに自惚れが過ぎる。ブラームスのピアノ協奏曲第1番は、作曲家が21歳から24歳ごろのとても若い頃に書かれたもので、異なる性質の3つの楽章から成り、エネルギーにあふれている。聴く人は自身の20歳前後の頃を思い出したり、自分の子供や孫世代のことを思ったりしてほしい、とのこと。ブラームスは生涯シリアスで真面目な人で、ワイルドなエネルギーと心の奥底の繊細な気持ちが共存している事。作曲時期に出会ったシューマン夫妻への想いが作品にあふれている事。また第「1」番のピアノ協奏曲は、将来を予見させるもの、とも仰っていました。藤倉大さんの作品は、「ソーシャルディスタンス」が言われていたパンデミックの頃に書かれたもの、と紹介。1つ1つの楽器が次第に集まってくる曲なのだそうです。「本当はもっと近くにいたいのにできない」気持ち、人の基本的な欲求「ひとりにしないで」がカギのようでした。ベートーヴェンの交響曲第7番は「みんなと一緒に踊りたい」という望みが根底に流れているそうです。ただ演奏会に「来る」でけではなく、「皆さんが集まってそこで演奏すると自然発生的にそうなりますよね」(「一緒に踊りたい」と思う事でしょうか?)、と私たちに問いかけ。「若いエネルギー」「近くにいたいのに離れなければならないこと」「一緒に踊れること」と、3つの作品を総括されました。「皆さんにお話しできたこと(光栄です)、ありがとうございます」で締めくくり、トーク終了となりました。
ソリストの清水和音さんをお迎えして、前半はブラームス「ピアノ協奏曲第1番」。ブラームスの協奏曲の中では、演奏機会が比較的多い演目だと思います。なお昨年にも札響主催公演で取り上げられ、私も聴いています(2024年6月8日 kitara 指揮:広上淳一、ピアノ:小山実稚恵)。オケは対向配置(舞台に向かって左から1stVn.→Vc.→Vla→2ndVn.、Vc.の後方にCb.)で、弦はコントラバス5の14型。各木管は基本の2管で、ホルン4、トランペット2、そしてティンパニの編成でした。第1楽章 重厚な出だし、もしかして少しズレました?私の席からだと、ほんの少しオケの足並みの乱れを感じました。しかし直ちに「こんな間違い探しのような聴き方はしちゃいけない」と自分を律して、以降は音楽に没頭。シャープで厳かな弦、力強く浮かび上がってくるティンパニ、追いかける重低音の低弦、木管のトリル!大好き!じっくりと歩みを進めるオケの仕事ぶりは丁寧で、弱音から要所要所でふっと盛り上がりを作るところがイイ!「薫り立つ」ブラームスの良さを感じ取れて、とてもうれしかったです。全員合奏から、独奏へつなける流れでの少しずつ静まっていく流れもさすが。満を持して登場したピアノは、はじめのうちはそっと慎重に(?)1音1音を奏でていた印象でした。そこから音階駆け上って高音のトリル!若き日のブラームスのある種「痛々しさ」を思い、私は胃がキリキリ。ピアノは弱音で繊細に進むところは静かに涙しているようで、オケが穏やかに風向きを変えると(風がそよぐ感じが素敵!)、自信を持って着実に歩みを進めるように。1音1音に思いが込められたピアノ独奏はジーンときました。優しく包み込むオケ、特に木管群の幸せな響きとどこまでも広がるホルンが印象深かったです。ホルンと対話するピアノに、私は「ブラームスの青春」をイメージしました。穏やかなオケを経て、シーンを変えた厚みあるピアノのインパクト!この貫禄!重厚なシーンではピアノの貫禄に対峙するオケも骨太で、静まるシーンではピアノの繊細さをオケがそっと包み込むのがイイ!私の席から拝見すると、例えば1stヴァイオリンの2トップのみでさりげなく寄り添ったり、ヴィオラパートが細やかに音の波を作っていたりと、各パートの細やかさがしっかりわかったのもうれしかったです。ピアノは、ステップ踏むようなところではキラキラと愛らしく、前半に出てきたメロディの再現では自信に満ちてと、はじめのそっと慎重な感じから殻を打ち破ったと私は感じました。世の中に対し身構えざるを得なかった若き日のブラームスが次第に強くなっていく、清水さんの演出の素晴らしさに感激です!木管群のみで穏やかに歌うところは美しく、まるで憑き物が落ちたよう。重厚な終盤、ピアノはさらに貫禄が増し、似たフレーズでも「キラキラ」ではなく悲劇的に。オケは胸の鼓動を思わせる波長が素敵で、ダンダンと力強く鳴るティンパニがカッコイイ!オケによるラストの重厚さにしびれる!第2楽章 はじめの牧歌的に歌うファゴットに癒やされました。ヴァイオリン協奏曲のオーボエもそうですが、ブラームスの木管への愛を感じます。後から加わった他の木管は優しく、重なる弦は爽やか!ピアノは自分の内面を見つめているようで、大切に紡がれる1つ1つの音はこぼれ落ちる涙のようにも感じられました。感極まったように弦が音階昇ってピアノが続くのがなんて美しいこと!私は胸がいっぱいになりました。これを札響の弦と清水さんのピアノで聴けるなんて幸せです!哀しみを全部引き受けたオーボエが沁みる!ゆったりと壮大なオケを経て、ピアノは祈りから次第に力強く前向きに変化。歌う木管の下で音階を上下するダイナミックなピアノに、私は霧が晴れたような気持ちに。トリルがブラームス「らしく」て、とても魅力的!オケがゆったり美しくフェードアウトするラスト、弱音で繊細に鳴らしたティンパニが印象的でした。ピアノがパッと踏み込み、そのまま続けて第3楽章へ。 ほの暗い舞曲のメロディで駆け抜けるピアノがなんとも魅惑的でゾクゾク。オケもノリノリで、低弦が効いた重厚ベースに、要所要所でぱっと登場する木管に、心躍りました。ホルンとトランペットの咆哮からの、ピアノのダイナミックな音階駆け下りのインパクト!ピアノがなんて雄弁なこと!また、1st&2ndヴァイオリンから始まった、弦にも密かに感激しました。そっと爽やかな風が吹いてきたように、カラーが変化。全体から見ると小さなところかもしれませんが、私はこの弦こそが音楽の根幹なんだと確信しました。ピアノは明るい表情になり、細やかな音は小声で歌っているようで、トリルが愛らしい!2ndヴァイオリンから始まった「追いかけっこ」は、バロック期の音楽の雰囲気が感じられ、若き日のブラームスの勉強ぶりがうかがえたのと、もちろん確かな仕事ぶりがうれしかったです。再びほの暗い表情になったときは、ピアノもオケもさらに厚みが増したと感じました。しかし今度は音階を駆け下りるのではなく、一歩一歩力強く上昇するのがアツイ!希望が見える終盤は、ファゴットを起点に始まった軽快なダンスが楽しく、ヴァイオリンによる澄んだ風が爽やか。ラスト直前、ピアノはひときわ力強く輝かしく、自信に満ちたオケは清々しく、輝かしいフィナーレが最高!若き日のブラームスが大難産の末に世に送り出したピアノ協奏曲第1番は、誰が何と言おうと大傑作。そう確信できた演奏でした。大大大好き!
ソリストアンコールは、アール・ワイルド「プーランクへのオマージュ(J.S.バッハ:パルティータ第1番サラバンドより)」。何度も登場した聞き覚えのあるメロディとトリルがバッハの無伴奏ヴァイオリン「らしい」と感じられ、時折入る装飾音や和音はフランス流(?)という、ユニークな曲でした。ゆったりとした一定のテンポで奏でられるピアノの美しさに、聴き手の高ぶった神経は次第に穏やかに。「素敵……」とうっとり聴き入っていたところ、驚かされたのはラストです。「思ってたんと違う」、何やら不穏な和音!一体なぜ!?と、その時の私の頭の中はハテナでいっぱい。しかし帰宅後、「次の藤倉大さん作品への橋渡しだったのかも?」と、ふと思いました(違っていましたら申し訳ありません)。清水和音さん、若き日のブラームスの魅力盛り盛りのピアノ協奏曲に加えて、個性的なソリストアンコールまで、ありがとうございます!次はぜひブラームスのピアノ協奏曲「第2番」もお願いいたします!
後半1曲目は、藤倉 大「Entwine」。今回が札響初演です。弦は前半ブラームスと同じ14型だったと思います。他はピッコロ1、フルート1(ピッコロ持ち替え)、オーボエ1、イングリッシュホルン1、クラリネット2、ファゴット2(コントラファゴット持ち替え)、ホルン2、トランペット2。はじめに、お好きなかたや面白く聴けたかたには、ごめんなさい。こちら、私にはどうしても合わなかったです。このような作品を生み出せる非凡なお力と、演奏できるスキルの高さには経緯を表しつつ、正直私は二度と聴きたくないとすら思います。もしかするとそれも含めて作品の狙いなのかもしれませんが。私はうまく聴けなかったという前提で、内容をざっくり振り返ります。冒頭、ほの暗い木管群はニュートラルな印象で、快でも不快でもなく自然体で聴けました。ミュート付き金管群のプアプアした音には得体の知れなさを感じ、弦のトレモロと曲線的でいびつな音……さすがの技術力の高さなのですが、私は感心するよりも拒絶反応の方が勝って、以降はまともに聴けなくなりました。管も弦も妙な音を発しながら、強弱の波で浮かび上がったり沈んだり。先の見えない混沌の中、私は「いつ終わるんだろう?」と思いながら耐え忍んでいました。そして最も印象深かったのは、ラストのヴァイオリンです。今までの騒音がまるでウソだったかのように、研ぎ澄まされた音で静かに消え入ったのには引き込まれました。1stと2ndが両翼にいる対向配置が効果的!
後半2曲目は、ベートーヴェン「交響曲第7番」。演奏機会がとても多い演目で、比較的新しい札響ファンの私でも何度聴いたか数え切れないほどです。オケは前半よりも弦が増員されて、コントラバス7の16型に。各管楽器はそれぞれ2管ずつ、そしてティンパニの編成でした。第1楽章 ジャン!と明るく力強い音と、ゆったり木管が交互に来る流れ、初めからワクワクします。冒頭から生命力を感じる音楽なのに、今回の演奏では最初のうちはエネルギーをじっくり溜めて密やかに進んでいった印象です。弦の細やかな音階上昇は次第に力強くなっていくも、木管が歌うところではささやくように。なんといっても歌うフルートがとっても素敵でした!踊るように軽やかに、幸せに歌うフルート。最高!抑えて抑えて、ついに高音弦が足並み揃えて一気に音階上昇、爆発的な盛り上がりが気分爽快!エリアスさんは満面の笑みで指揮していて、オケも伸び伸びと華やかに演奏。この時のためにぐっとエネルギーをためていたんですね!静まっては再び次第に盛り上がっていき生命力爆発させる、これを何度も。強弱とテンポの変化が自在で、リズムがハッキリしたとても生き生きとした演奏でした。弦がトレモロしたり、オーボエが少し哀しく歌ったりと、ニュアンスの変化も感じ取れ、繰り返し聴いている演目でも聴く度に新鮮だと感じました。中低弦がじっくり進んでいくところ、大好き。楽章締めくくりは明るく元気いっぱい!第2楽章 短い序奏に続き、弱音の中低弦からじっくり進む葬送行進曲。2ndヴァイオリン、次いで1stヴァイオリン……と、少しずつ他のパートが加わっていき、音楽がしっかりと組み立てられていくのを目の当たりにしました。全員合奏での悲劇的な盛り上がりは大迫力!木管群による美しい歌の優しさ!はじめの弦のメロディを木管が歌い、弦が密やかに進むところは音量を極限まで絞っていたのが印象的でした。やっぱり札響の弱音はキレイ!管がささやき弦がピッチカートで歌う、締めくくりへ向かう流れの引き締まった空気が素敵!第3楽章 リズムが楽しい音楽のノリノリな演奏は、聴いていて気持ちがウキウキしました。弦も管もリズミカルに歌い、ダダン♪と鳴るティンパニは頼もしい!さすがに慣れている演目だけあって、オケには余裕すら感じるほどでした。管によるタータタ♪の曲線的な音の波長は心地よく、ヴァイオリンがのばす音は爽やか。思いっきり華やかな盛り上がりは晴れやかで、トランペットは祝福してくれているよう!チャンチャンチャンチャンチャン♪の明るい締めくくりがビシッとキマって気持ちイイ!そして今回の演奏ではここで一呼吸置いてから、第4楽章へ。 これが超快速演奏で驚愕!慣れ親しんだものより体感2倍以上は速い、こんなスピード演奏は初めて聴きました。指揮のエリアスさんはとても楽しそうで、高速でブンブン指揮しつつ終始にっこにこの表情。オケは指揮に素直についていき、飛ばす飛ばす!いくら慣れている演目とはいえ、崩壊しないのがすごいです。こんな超スピードでも生き生きとリズムを刻み、休符はぴたっと揃って、強弱の波も、各パートでのメロディリレーもきっちり。華やかな演奏は終盤さらに華やかな盛り上がりになり、ジャカジャン ジャカジャン♪の締めくくりは超パワフル!「してやられた」感。しかし超楽しかったです!演奏機会がとても多い演目は、たまにはこんな遊び心がある演奏も良いですね!
カーテンコール。エリアスさんは、オーボエに始まり各木管、金管、ティンパニの順に起立を促し、讃えられました。弦は各2トップと順に握手(コントラバスとはアイコンタクト)。大好きな曲たちを清々しい快演で聴けるって気持ちイイ!オケとお客さん達と「一緒に踊る」ために、これからも私は演奏会に足を運びます。どうぞよろしくお願いします!
「札幌交響楽団 第668回定期演奏会~エリアス・グランディ首席指揮者就任記念」(日曜昼公演は2025/04/20)。エリアス・グランディさんの首席指揮者就任記念公演!「柔よく剛を制す」引き締まった演奏に、ソリストの位置関係等のユニークな演出による、ドラマチックで圧倒的な「復活」。エリアスさんと札響による演奏でマーラーを体感でき、エリアスさんと札響の現在地を知ることができたシーズン初回定期でした。
最後までおつきあい頂きありがとうございました。