随分前のコンサートになります。当日は台風接近で開催が危ぶまれていたのを、お天気がギリギリもって無事に開催&聴くことが出来ました。帰宅後すぐにツイッターで速報を書いたら満足して寝てしまい、直後にあの地震があって、レビューを書けず2ヵ月以上経過してしまいました。鉄は熱いうちに打てとあれほど!申し訳なくも詳細は飛んでしまいましたが、せっかく行ったコンサートなので記録は残しておこうと思います。ツイッターでのツイートに箇条書きレベルで補足します。
いつものように素人コメントであることをご了承下さい。なお、ひどい間違いは指摘頂けますと助かります。
あいプランPRESENTS ラブ&サンクスコンサート
2018年9月4日(火) 19:00~ 札幌コンサートホールKitara 大ホール
【指揮】現田 茂夫
【ヴァイオリン】板倉 竹香
【管弦楽】札幌交響楽団
【曲目】
- (第1部)
- チャイコフスキー/バレエ「白鳥の湖」より 情景・ワルツ・4羽の白鳥の踊り・チャルダッシュ
- チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.35
- (第2部)
- ベートーヴェン/交響曲第7番 イ長調Op.92
- (アンコール)
- プッチーニ/メヌエット第1番
あいプランPRESENTS ラブ&サンクスコンサートに行ってきました。Kitara大ホールで札響のチャイコフスキーとベートヴェンをたっぷり聴けて、S席2000円!札響と若い演奏家を応援してくださるあいプランさんに感謝します。台風接近中で心配でしたが、帰宅時は雨風はさほどでもなく、よかったです。
— にゃおん (@nyaon_c) 2018年9月4日
最初にあいプランのトップのかたの挨拶がありました。毎年オーディションで若いソリストのかたを選出し、札響と共演する機会を設けてくださることに感謝です。ソリストの板倉さんの先生が客席にいらしていて、ご紹介もありました。
白鳥の湖の各曲はいずれもおなじみの曲で、チャイコフスキーのメロディメーカーぶりを再認識。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、ソリスト板倉さんの演奏はもちろん素敵でしたが、オケの包容力に涙が。北国の人特有のさりげない優しさが、チャイコフスキーと札響のどちらにもある気がしました。
— にゃおん (@nyaon_c) 2018年9月4日
ふわっとしたドレスで登場したソリストの板倉さん、小柄で可憐な印象でした。演奏は超絶技巧を駆使して素晴らしかったです。第3楽章になると少しお疲れが出たのか、熱心に演奏なさっているのは分かったのですが素人目で見てややテンポが遅れたような部分も感じられました。それでも最後までソロを見事につとめあげられました。協奏するオーケストラがまた素敵で、テンポをソリストに揃えているような、とにかく寄り添うような感じがとても良かったです。演奏後のカーテンコールで拍手喝采のとき、板倉さんはどのようにふるまえばよいか戸惑っておられる様子でしたが、コンミスのかたがすぐ横でアドバイスしてフォローなさっていたのが印象に残っています。
そして指揮の現田さんについて。初めてお目にかかりました。指揮棒は持たないスタイルの指揮で、スクワットするように膝を曲げるといった動きがユニークなのが印象的でした。うろ覚えなのですが、マンガ「のだめカンタービレ」でも指揮台でジャンプする指揮者がいたような?確かチャイコフスキーの曲でした。見ている方としては楽しいです。
楽章の区切りで拍手が起きたちょっとしたハプニングもありましたが、北の大地のどんな場所にも出向いて演奏してきた札響さんのことですし、きっと慣れておられるのでは。普段は生演奏を聴かない人達も思わず拍手したくなる名演奏だったということで。でも本当に失礼しました。
— にゃおん (@nyaon_c) 2018年9月4日
第1楽章直後には「ブラボー!」まで…。こういうことはままありますね。私だって初心者で無意識のうちに周りにご迷惑おかけしているかもしれませんので、偉そうなことは言えません。
後半ベト7。リズムが良くて最後の「ジャカジャン!ジャカジャン!」までずっと楽しかったです。アンコールはプッチーニのメヌエット第1番。弦楽のみの曲で、ヴァイオリン協奏曲にしろベト7にしろ弦楽が印象的な曲だったので、今日の隠しテーマは弦楽?なんて。速報は以上です。詳しくはブログにて。
— にゃおん (@nyaon_c) 2018年9月4日
ベートーヴェンの葬儀で交響曲第7番第2楽章がピアノ演奏されたと、私は最近知りました。確かに葬送の荘厳な感じはありますね。ただこの時演奏を聴いていた私は、弦楽器の各パートで旋律をリレーしていく様子が楽しくて、目で追いかけて音と共に堪能していました。第4楽章、PMFでの演奏では多くの人が「速い」とおっしゃっていたので少し心配していましたが、現田さん指揮の今回はテンポが速過ぎることはなかったと思います。
良い演奏会をありがとうございました。来年もぜひ期待しています!
ツイッターでは感激した勢いのまま熱い感情をポンポン出せて便利ですしすぐに反応をもらえる楽しさはあるのですが、流れていってしまうのが惜しいです。そして私の場合はツイートして満足しちゃうとレビューをまとめなくなってしまうデメリットもあります。今後はツイートはちょっと我慢してできるだけ早くブログ記事に書き起こそうと思います。詳しく書こうとするとどんどん時間が過ぎていくので、内容も少しコンパクトにする努力をします。そうでなきゃせっかくの機会がもったいない。
姉妹ブログ「アニメ『クラシカロイド』のことを書くブログ」の過去記事「Kitaraあ・ら・かると 2018(2018年5月) レポート」もよろしければお読み下さい。私はそちらのコンサートでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲が大好きになりました。
最後までおつきあい頂きありがとうございました。
※この記事は「自由にしかし楽しく!クラシック音楽(https://nyaon-c-faf.hatenadiary.com/)」のブロガー・にゃおん(nyaon_c)が書いたものです。他サイトに全部または一部を転載されているのを見つけたかたは、お手数ですがお知らせ下さいませ。ツイッターID:@nyaon_c